こんにちは、伊藤です。
本日第5回目の開催となったUI Crunch。今回のテーマは「スマートウォッチ」!
これから来るであろうウェアラブルデバイスの波を先取っていきます!
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◼︎心地よさは「自己帰属感」から生まれる! 渡邊 恵太さん

ヒューマンインターフェースの研究をされている渡邊 恵太さん。
現在は大学教員をされており、最近では「融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論」という本を出版されています
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※荒い写真となっており大変申し訳ありません..!

本日のプレゼンも、著書の中で重要な位置付けとなっていた「自己帰属感」をテーマとしたお話になっていました。
この「自己帰属感」というキーワードは、例えば自分の指の動きと操作する画面の動きが一致しているといった状態のこと。具体的な例としてはiPhoneのホーム画面を左右にフリックする時の感覚がそれに当たるようです。

渡邊さんは「マルチダミーカーソル実験」という実験を行っていく中でそのキーワードに出会い、それが今後のインターフェースの重要なキーワードになると思ったそうです。

もしこのあたり詳しく知りたい方は、この実験についての渡邊さんの論文を見つけたので読んでみると良いかもしれません。

これからウェアラブルデバイスが浸透していく中で、UIデザインや開発をされていく方は「自己帰属感」というキーワードに要注目です!

◼︎WatchAppのUXが劇的に変わる!3つの新機能 堤修一さん

続いてはエンジニアの堤さんのプレゼンです。
堤さんは「iOS×BLE Core Bluetoothプログラミング」という本を出版されている方で、ハードウェアスタートアップで有名なWHILLのプロダクト開発を手伝われたそうです。
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このプレゼンではapple watchアプリの開発をされている堤さんが、今後apple watchのUXが劇的にかわるであろう3つの新機能について解説してくれました!

1. Complecation作成権限がサードパーティに開放された
これはとても便利で、ユーザは天気やカレンダーをウォッチフェースに表示できるものの、例えばFacebookの未読メッセージ数は表示できませんでした。
それが今後はできるようになるということで、私たちが作るアプリのアクティビティアップにも貢献してくれそうです。

2. watch connectivity
これは何かと言うと、iPhoneとwatchのバックグラウンドでの情報の送受信が可能となったということで、これによってwatchは常に最新の情報を表示することができます。
watchを起動して毎回同期するとなると待つ時間が面倒ですもんね、、これは嬉しいです。
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3. センサー側へのアクセス
そして最後がセンサーにアクセスできるということです。例えば加速度センサーを使用できるようになることで、手を上げると何かが起きるとか、そういうwatchアプリをつくれることになりますね!
なんだか新しい使い方のアプリが生まれてきそうで楽しみです。

◼︎watchは超ブルーオーシャン!デザインのスタンダードを作ろう 新谷 和久さん

リクルートメディアテクノロジーラボでKOLAというエンタメ特化型のキュレーションアプリの開発をされている新谷 和久さん。
KOLAの事例を交えつつ、watch対応についてやサービスの設計についてのプレゼンでした。
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新谷さんは「アダプティブデザイン」というキーワードを大事にしていて、ユーザの状況に合わせて最適な情報を提供していくことが重要視しているそう。
例えばハンバーガーのお店の近くに来たらそれに最適な情報が自分のアプリに届くかといったことで、 どこで、いつの、どんなコンテンツを、誰に向けて発信していくかをKOLAでのサービス設計でも大事にされたとのことでした。
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また、watch対応するか迷っている人に向けては「今はwatchは超ブルーオーシャンだからやった方がいい!watchのUIデザインでスタンダードをつくれるチャンスでもあるので、ぜひトライすべき」というメッセージを送っていました。

◼︎スマートウォッチで僕らの生活は少しずつよくなる 橋本 泰さん

続いては今回のUI Crunchで唯一Android wearについて語っていたGoodpatchの橋本 泰さん。
always onでは時計上にGoogle Mapを表示できたり、wrist gesturesでは手首の回転によって通知をdoneできるなど、Google I/Oに参加して見てきた内容を紹介してくれました。
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また、IoTのプラットフォーム「Project Brillo」の話題も紹介し、「エアコンがBrillo対応すれば自分の位置を自宅のエアコンが把握して部屋を涼しくして待っていてくれる。こういったことができれば我々の生活は少し良いものになる」と会場にメッセージしていました。

◼︎DeNAの株価を上げた!?Dingbel 笹山 健志さん

続いてはTech系メディアも取り上げていたDeNA × GoodpatchのプロダクトDingbelのデザインを担当したGoodpatch 笹山 健志さん。
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Dingbelは、watchだけで完結できるコミュニケーションアプリで、徹底したウェアラブルファーストで プロダクト開発を行っているそう。
watchの発売と同時にリリースしてフィーチャードも獲得したそうです。すごい。

笹山さんはDingbel開発時に工夫したことなどを紹介。
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また、未リリースのデバイスのアプリケーション開発での「ならでは」エピソードも紹介。
watchの現物がない状態で開発を進めていく中で、Apple watch上のアニメーションが7fps程度しか対応されないというAppleの発表を受け、それに合わせてアニメーションを制作していたそう。
7fpsというと、あの白黒アニメ「鉄腕アトム」と同じだそうで、おかしいと思いつつもプロダクトを完成させた結果、実機確認のフェーズに来ると60fpsまで動いたそう。

「そんなことあるのか、、」という、未リリースのデバイス上で動くアプリ開発ならではのエピソードでした。


以上、第五回UI Crunchの開催レポートでした。
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また次回の開催をお楽しみに!

UI Crunch