今回は、GDCのレポートを、3名のクリエイティブのリーダーがそれぞれの視点で執筆した特別版です!
【SESSION】【EXPO】【AWARD】に分けてご紹介します。

※GDC:Game Developers Conference ※世界最大のゲーム開発者の祭典

SESSION:30分以上並んで入れた『The Art of Monument Valley』


はじめまして。
【SESSION】レポート担当のアートディレクター兼マネジャーの武安です。
『三国志ロワイヤル』などを開発しております。

5日間を通じて、数百(ざっと600ぐらい?)のセッションが設けられています。
ビジネス、企画、プログラミング、アート、マネタイズ、キャリア等、
ゲーム開発における様々な分野が用意されていますので、チョイスして受講します。

同時刻に複数のセッションが開催されているので、このチョイスが重要。
「これは!」と思った、1つのセッションをご紹介いたします。

The Art of Monument Valley
session_01

これです!
アワードにて、Innovation Award, Best Handheld/Mobile Game,
Best Visual Artsを受賞した『Monument Valley』のセッション。
会場は立ち見も出ていました(30分以上前から並んだので入れました!)。
小さいプロジェクトにおいては、アートスタイルと設計の融合が大きなパワーを持ち、
新しい価値を生み出すと言った話でした。

ゲームボリュームがさほど多くありませんが、
初期リリースまでで8人、10ヶ月を要していると考えると
丁寧に作られていると感じました。
ディレクターは、コンソールにてゲームアートディレクターの経験がある方で、
アートスタイルは初期からほぼブレなく進んでいました。
VRやARではより効果を発揮するだろうと締めくくられました。

▼『Advanced Visual Effects for 2D Games』のセッション。こちらもよかった!
session_02


EXPO:VRの没入感がすごい!


はじめまして。アニメーションチームのリーダーの小林です。
『Final Fantasy Record Keeper』などを担当しております。
私は、【EXPO】をレポートさせていただきます。

VR、VR、VR、VR。。。
EXPO会場に着いて、最初に感じた印象です。

会場にはゲームデモを各社が展示しているんですが、
ほとんどのブースでVRを見かけました。
各社のデモを見ましたが、クオリティーも高く可能性を感じさせるものばかり。
解像度、センサーの反応の精度が上がり、さらに立体音響が加わり、かなりの没入感です。

自分が見たデモでは、立ってられなくなったり、
跪いて地面の模様を近づいてみたりと、体が勝手に動いてしまい、
嘘だと思っていても、ひょいっと避けたり。
僕だけではなく、誰でもそうなってしまう感じでしたね。
expo_01

VR以外には、
nvidiaの出したcloudゲーム機「shield」、
expo_02

移動方向、移動値もとることができる、「Virtuix Omni」。体験したかったけど一般の人は無理でした。。。
expo_03

他にも開発を支援するツールやエディタなども展示していました。
最後に、cocos2DXの開発者の方とぱしゃり!
expo_04


AWARD:納得!の『Middle Earth: Shadow of Mordor』


はじめまして。アートディレクターの中津です。
リリース前の某タイトルを担当しております。
【AWARD】について、書かせていただきます。

GDC(Game Developers Conference)は読んで字のごとく
開発者達の業界イベントですから、そこでのアワードとなると、
一般的なセールスや話題性以外の視点も含まれています。
award_01

個人的に好きなのは、「既に達成した価値」だけでなく、
「これからの未来を創り上げる価値」に対しても敏感である部分です。
選ばれる作品やサービスには、そういった価値観が反映されているわけですね。

では実際どうだったのか。
結果は、こちらです!

Game of the Yearが「Middle Earth: Shadow of Mordor」なのは、納得感がありますね。
USゲーム市場に流れ続ける、没入感の追求に対するチャレンジは、
ここ最近のテクノロジーの進化をうけてより一層の発展を遂げつつある感じがします。

一方「Monument Valley」が複数部門をとっているのが印象的でした。
award_02

- Innovation Award
- Best Handheld/Mobile Game
- Best Visual Arts

独創性を評価する価値観が、こういう形で見られるのもGDCの楽しみのひとつですよね。

みなさんはどう感じられましたか?
ちなみに重度のファンタジーファンな僕は、
Best Debutに「Banner Saga」が入ってたのを嬉しく思いました!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3者のレポート、いかがでしたでしょうか?
「現地にてライブで、空気感を感じることはとても意義のあること」と皆が言っておりました。

ぜひ、ウチも世界へのインパクトを与えていきたいです!