はじめまして。
デザイン戦略室所属の佐藤英信です。
今回は社内でのクリエイター間の情報共有サイトについてお話しさせて頂きます。

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●発端について
まず、DeNA社内には社員のためのポータルサイトが存在します。
こちらは社内全体に対する広い範囲での情報の共有に多いに貢献してくれています。
それとは別にクリエイターが多く在籍するデザイン戦略室で、クリエイターに特化した情報共有するための社内サイトを立ち上げようと考えたのがきっかけです。

●構想
1.社外に出せない情報や技術を共有したい
開発中の案件情報や、各種制作物など社外秘な情報を取り扱うため社外のサービスは利用できません。社内のサーバーで対応し、外に向けての情報公開はしません。

2.クリエイターが欲しい情報とは?
クリエイターといっても、それぞれ職種はアニメーター、デザイナー、ディレクター、イラストレーター、フロントエンジニア…と様々な中で必要な情報について思案する必要があります。

3.類似社内情報サイトも複数存在
社内wikiと呼ばれるConfluenceや、Googleサイトなど、情報サイトが散乱している状態です。それらを新たなサイトに移行するのでは工数負荷が高いので、あくまで誘導口として流用する方針で検討。またツールとしての機能を持たせることで差別化を図ります。

4.コストはかけない、かけられない
開発依頼を受けているわけではなく、使ってもらえるか分からないプロジェクトのため予算を取るのは、正直、難しい・・・(笑)。通常業務の合間や、業務時間外に自分で開発。所属チームに負担をかけることがないように注意します。

上記の各構想をもとに、徐々にツールを作成し、時には仲間から技術的な指導やご意見を頂きながら。下記のようにいったん形にできました。


●概要
名称:Creative Portal(クリエイティブ ポータル)

主な実装機能
・サイトヘッダ部分
フロントデザインは工数をかけずにBootstrap(http://getbootstrap.com/)を活用。
バックエンドは自身が慣れているPHPで開発し、管理しやすいようにテンプレートエンジンとしてSmarty(http://www.smarty.net/)を使用しています。
メニュー項目をクリエイターに絞ることで極力シンプルにできました。
また、ヘッダ部分にはクリエイターに送りたい名言をランダムで表示するようにしました。
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・SNS情報の表示
個別にtwitterでフォローしている「クリエイター向け情報」、「DeNAに関する情報」を表示させています。こちらも工数をかけず、twitterのウィジェット機能(https://twitter.com/settings/widgets/new)を流用しています。
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・サンプルコード共有機能
イメージは社内用jsdo.it(http://jsdo.it/
HTML、CSS、JavaScriptの作成したコードを共有できる機能を作成しました。
社内サービスなので社外秘のコード共有に利用できます。
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・日報送信フォーム
日々の業務終了後に送信してもらい、各メンバーの日報情報をチーム内で共有できるようにしています。
日報には他メンバーからコメントを投稿できるようにして、周りからのインプットを貰えるようにしています。
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・日報集計機能
上記日報の情報を集約して、個々の稼働状況をチーム内で可視化できるようにしました。
負担の高いメンバーがひと目でわかりやすくなりました。また前日の稼働状況レポートはデザイン戦略室全体にメールで自動配信されます。
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・googleカレンダー埋め込みによるスケジュール共有
各種googleカレンダーにて新作ゲームの発売スケジュールや、各種勉強会、イベントなど様々なカレンダー情報を集約しました。
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・クリエイター向け共有ドキュメントの集約
クリエイターが共有でよく使うgoogleドキュメントをサイト内に埋め込み、googleドキュメントで修正をするとそれがCreativePortalにも反映されるようにしています。


●結果
以前は個別にメール配信していた日報を、入力フォームとすることで、日報入力の負担を減らせたようです。一人あたり2〜3分の時間短縮も、100人を超える人数分の入力と考えると、貴重なコスト削減に繋がると思います。また、コード共有によってクリエイター同士の話題のきっかけになるなど、少しづつ反応が出てきています。
現在は他部署の方とも連携し、素材ファイル管理システムの導入も進めています。
情報を探す負担が少しでも減らすことができればと、今後もより充実した内容にしていけるよう開発を続けていきたいと思います。