こんにちは。デザイン戦略室 和泉です。
先日、渋谷ヒカリエにて、若手ゲームUIデザイナー向けに開催した『魅力を感じる、伝わるポートフォリオ作成講座』での内容を一部、ご紹介します。
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■どういったデザインにすべきか
このセミナーでは、「魅力を感じる、伝えられるポートフォリオと、そうでないものとの差はどこにあるのか?採用担当者はどこを見ているのか?何を見極めようとしているのか?」弊社クリエイターのポートフォリオを事例に挙げながら、お話をさせていただき、参加者の方が持参されたポートフォリオに対して、それぞれ個別にアドバイスをするといった内容で行いました。
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■そもそもポートフォリオとは
クリエイター(デザイナー)が、自分の能力をアピールするためのもので、「ポートフォリオとはこうあるべきだ」といった定まった形式はありません。
作品の見せ方には、それぞれ目的、伝えたい想い、それに適したツールや形式があるかと思いますので、例えば、書類で見せることにこだわらず、ムービーで見せたり、ウェブサイトとしてまとめて見せるといった方法も良いと思いますし、大切なのは、これまでの得た経験、スキル、アウトプット等を、いかにアピール出来るかだと思います。

■見られる場面を想定してデザインすることが大事
多くの方が、ポートフォリオの作品に対しての説明を面接にて行うといった場面は、イメージしやすいかと思いますが、ウェブエントリーにて送付したポートフォリオを、採用担当者にどう見られているかは、イメージしにくいのではないでしょうか?
面接であれば、Face to Faceで都度、面接官の質問に答えながら説明が出来るので、ポートフォリオにあまり多くの情報を盛り込む必要はないかと思いますが、書類選考のタイミングでは、採用担当者の知りたい事に答えられるのは、ポートフォリオだけです。
「口頭での説明が無くても、きちんと作品の魅力、自分の能力を伝えられる」そういったデザイン設計が必要だと思います。

▼魅力を感じる、伝わるポートフォリオ作成における7つのポイント
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1. クオリティ
作品自体のクオリティは、もちろんですが、ポートフォリオ自体が魅力的なデザインか? カッコイイ、美しい、欲しいといった、ココロを揺り動かされるような感動があるか?
ビジュアライズに関するクオリティは、第一印象として重要です。

2. スピード感と成長力
それぞれの作品に対して、作った時期と、制作期間を記載することで、作業のスピード感や、過去の作品と直近の作品での比較にて、成長力をアピールできると思います。
特に若いクリエイターの場合、業務経験が浅く携わったプロジェクトの数自体が少ないこともあると思いますが、そういった場合は学生時代の作品なども、成長力の指標としては良いと思います。

3. スキルの幅とレベル感
ひとつのプロダクトを制作するにあたって、複数のメンバーが携わっていることはよくあると思います。
そういった作品の場合、具体的に自分が、どういったポジションでナニをアウトプットしたのか?その際に、どういったツール、フレームワークで作ったのか?担当された箇所についての説明が記載されていることで、具体的にどういった仕事を任せられるのかがイメージしやすくなります。

4. 説明力、思考の深度
見出しや説明文にて、それぞれの作品が、デザインによってどういった課題をいかに解決したのか?ユーザーに取ってどういった価値のあるデザインになっているのかが、読み取れるものであれば、より良いと思います。

5. 成長意欲と実行力
これからどういったスキルを身につけたい、どういったスキルを伸ばしたいのか?そういった自身の思い描くキャリアパスやロールモデルに対して、実現するべく具体的なアクションを起こせているか?
例えば、スタディワークとしてアプリを実際に作っているだとか、3Dでアニメーションを作っているでも良いですし、セミナーや学校に通っているでも良いと思います。

6. ユーザーデライト、やさしさ
例えば、スマートフォンで見て欲しい作品(インタラクション、アニメーション、ムービーなど)であれば、QRコードを記載する、短縮URLを用意するなど、見る側へのハードルを下げる工夫があると良いです。

7. 人となり
趣味や、簡単な自己紹介、今後のキャリアパスやロールモデル、実現したい事など、なんでも良いと思うのですが、「人物的に魅力的」「尊敬できる」「面白い」「
一緒に成長できそう」など、会ってみたいと思えるような情報があると、良いと思います。
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■まとめ
以上、7つすべてが詰まったポートフォリオが、必ずしも必要ではないと思いますし、採用担当者が見るポイントは、求める職種や人物像、スキルレベルなどによって違っているかと思いますので、あくまで参考として見て頂ければと思います。
今回のセミナー参加者は、ゲーム関連で実務経験がある若手UIデザイナー、もしくはUIデザイナーを目指している方でしたので、これから就職活動を行う学生クリエイターなど、すべてのクリエイターに当てはまるといった内容では無いかと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

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