- 2018- 6- 22 08:30:53
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【ゲーム概論】特別講義レポート@大阪芸術大学 キャラクター造形学科
2017年6月23日(金)にDeNA本社のデザイン戦略室 和泉が大阪芸術大学のキャラクター造形学科にて特別授業を行いました。
当日、同行取材しましたDeNA Games Osaka 採用チーム 村上からレポートをお送り致します。
- 2017- 6- 30 08:30:11
センス オブ ◯◯◯@渋谷【座・芸夢(ざ・げーむ)forSTU】
こんにちは、イベント運営担当の阿久澤です。
DeNAでは、新たなコンテンツを創造できる若手ゲームプランナーの育成を目的に、『座・芸夢 若手ゲームプランナー育成塾 〜未来を担う人に伝えたいこと〜』というイベントを開催しています。
6月で2周年をむかえ、第20回目の記念すべき講師は「ゲームの神様:遠藤雅伸さん」です。
ゲーム創世記に数々の名作を手がけ、その後もゲーム作家、ゲーム研究者として幅広く活躍されている遠藤さん。現在も多くの作品を手がけながら、東京工芸大学教授や、日本デジタルゲーム学会理事研究委員長、宮城大学客員教授などを務め、後進の育成にも積極的に取り組まれています。
座・芸夢は今回で3回目のご登壇となります。
◆前回登壇の様子はこちらから
本日のテーマは「センス オブ ◯◯◯」。
「新しい概念をみなさんに教えたい。この概念は数年経てば、きっとゲーム業界で当たり前になってくる。だが、ゲームクリエイターですら、まだあまり気づいている人がいない。」
そんな言葉から始まった本日の講義。気になりますね…。
Sence of Presence
Sence of Agency
Sence of Ownership
これらを、バーチャルリアリティの様々な事例から紹介をしていきます。
そもそもバーチャルリアリティとはなにか…。
よく聞くVRとは、正式には「加速度センサー付き両眼視差立体視HMD」。
「VRだからこその高い没入感!」などとよく言いますが、「没入感という表現は違う」と遠藤さん。
「脳が間違って、本当にそこにいると感じてしまうのがVRであるべき」
どういうことでしょう。動画を紹介しながら説明をしてくれました。
どういうことでしょう。動画を紹介しながら説明をしてくれました。
★Sence of Presenceの事例
VRを通して、かわいらしい女子高生が、現実にはありえない至近距離に近づきます。
体験した男性の感想は「息づかいが聞こえて、どきっとしました」。
でも、実は息づかいの音声を流したり、風を送ったりなどの仕掛けは一切ないのです。
至近距離の女子高性を視覚で捉えたことで、脳が補完し、ないはずの息づかいの存在を感じてしまうのです。これをクロスモーダル現象と言います。
ないはずのものを、存在(presence)すると思ってしまう。これが「Sence of Presence」です。
★Sence of Agencyの事例
本当は円柱形の壁を手でなぞって歩いているのに、VRでまっすぐな道を歩いている映像を見せ、さらにその際、映像上に実際の自分の手も再現します。
すると、本当にまっすぐに歩いていると感じてしまう。
この現象の肝は、「自分の手が見えている」こと。自分の手が見えているので、その手の感覚を信じる心理が働くのです。
このように、自分がやっている感(=行為主体感)が「Sence of Agency」です 。
★Sence of Ownershipの事例
画面に鏡のように映った自分の顔の、表情筋などを微妙に操作し、実際よりも笑顔であれば、その人はだんだん楽しい気持ちになってきます。
楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔でいるから楽しくなる、という順番も存在するのです。
鏡に映った自分の顔は、自分のものだという気持ちが強いために起きる錯覚です。これを、「Sence of Ownership」と呼びます。
ワークに入る前に、遠藤さんの導入です。
「ゲームをやるときに課題になるのが"Sense of Agency"です。最近のゲームでは難易度調整をAIがやるものがありますが、"このユーザーちょっと上手いな"と判定された時に、難易度を上げたりするんですね。」
「そのときに、ユーザーが気付いてしまうと、途端に"Sense of Agency"が失われます。」
「"誰かいじりやがったな"、"自分がゲームをやらされている"、そう感じることが、"Agencyが失われている状態"なんですね」
そこで、今日のお題です。
「Agencyがない、と思うゲームを探し、どうしたらAgencyを持たせられるか、解決策を考えろ」
チームごとに、議論が始まりました。
<<Agencyが失われている例>>
・強いモンスターがインフレ
・ストーリー上重要な話が知らないところで終わっている。
・ムービー中に操作を強要される
・自動スクロール
どうしたら面白さを失わずに、Agencyを加えられるか、ユニークなアイデアもたくさんでました。
「ゲームは自由な行為であることが大事。そこにフィードバックがあるから楽しいんですね。
自分がやったことに反応がある…「インタラクション」というのが、ゲームの本質です。
まさにそれが「Sence of Agency」。今後皆さんがゲームを作るときも、意識していただければと思います。」
次回の座・芸夢は、秋頃を予定しています。次回もお楽しみに!
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▼ゲーム制作の現場を体感できる、DeNAのサマーインターンシップはこちら
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ゲームプランニングコース
ゲームグラフィックスコース
新規ゲーム開発コース(エンジニア向け)
- 2017- 6- 7 22:00:46
飽きないゲームをつくるには?@渋谷【座・芸夢(ざ・げーむ)forSTU】
こんにちは、イベント運営担当の阿久澤です。
- 2017- 3- 23 17:55:57
センス オブ ◯◯◯【座・芸夢(ざ・げーむ)forSTU】
DeNAでは、変化の激しいゲーム業界の中で、新たなコンテンツを創造できる人材を育成すべく、著名な方々を講師として向かえ、「座・芸夢forSTU 若手ゲームプランナー育成塾 ~未来を担う人に伝えたいこと~」を開催しています。
- 2017- 3- 15 22:00:15
消極性デザイン@渋谷【座・芸夢(ざ・げーむ)forSTU】
こんにちは、イベント運営担当の阿久澤です。
- 2017- 1- 13 23:31:57
【速報!】437名が参加!ゲーム系の学生向けイベント『HEAT5th渋谷』を開催。
『HEAT』は、ゲーム会社と大学・専門学校、学生が、一同に集うゲーム業界一大就活イベントです。
- 2016- 12- 4 00:35:37
DeNAゲームのファンアート掲載!◆11月は「戦魂 -SENTAMA-」!
こんにちは、デザイン部の天野です!
- 2016- 11- 29 10:00:28
ゲームデザイン入門/コンセプトから仕様へ@渋谷【座・芸夢(ざ・げーむ)】
こんにちは、イベント運営担当の藤村です。
- 2016- 11- 22 23:27:20
【逆転オセロニア】新聞記者・リリアのファンアート!【リリアフェスタ開催中!】
こんにちは、デザイン部の天野です。
DeNAが配信する『逆転オセロニア』で、"リリアフェスタ"が開催されています!
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- 2016- 11- 14 10:00:10
第2回『エブリスタ』×『DeNAデザイン部:高木正文』小説表紙プレゼント大賞を発表!
こんにちは、デザイン部の天野です。
『エブリスタ』×『DeNAデザイン部:高木正文さん』による、第2回小説表紙プレゼントの大賞作品が決定致しました!
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- 2016- 10- 25 17:00:56
研修から学んだ事・入社前の経験で生かせた事┃デザイナー新卒入社の『ちゅーぜん』さんにインタビュー
こんにちは、デザイン部の天野です。
今回の記事では、新卒デザイナーの『ちゅーぜんさん』に入社後の研修にて何を学んだのか、入社前の経験で生かせている事や今後の目標などを伺ってきました。
今回の記事では、新卒デザイナーの『ちゅーぜんさん』に入社後の研修にて何を学んだのか、入社前の経験で生かせている事や今後の目標などを伺ってきました。
- 2016- 10- 17 10:00:15